雑記 思い出

まだ真っ白なラヴレター

投稿日:2019年2月8日

 

置いてきた思い出はあぁあ♪

 

HYの「てがみ」、良い曲ですねー!

青春時代を共に駆け抜けた名曲。

周りで聴いてるの僕と親友くらいだったけど……。

このブログの読者は強制で聴いてね。

 

お、

置いてきた思い出はあぁぁー!!

 

自分、何でシナリオ書いてんねやろ?とか思った時は今でもこの曲を聴いています。

サビで脳裏をよぎる色褪せない思い出たち。

てがみ=脚本に勝手に変換して感情移入です。

……。

 

嗚呼(泣)

 

センチメンタリストふろゆ到来。

おセンチのことなら何でも任せておくれ。相談に乗るよ。

センチメンタリストに出来ることは一緒におセンチになることだけだけどね!

※コメント、お問い合わせからおセンチ相談、随時募集中です。相談聞くよ。

 

 

うん、

きっとあの頃書けなかったあの手紙を、

今!この時!この場で!脚本に乗せて書いてるんや……!

 

そう!これはラブレター!!

 

届けなんてサラサラ思っていない。届くとも思っていない。

なぜなら作品に個人の事情は一切入れないようにしているから。(こだわり)

 

……なら何で書いてんねやろ?

だって、届かないのにさ。

答えは分かっているはずなのにそれを文字に起こすことができない。

言語化が難しい。もどかしい。

「脚本家目指してんじゃねーのかよ。それを書けるようになれよ!才能ねーなタコが」

そう頭の中の誰かが言っている。

ふろゆ
うるせーよ。書けるなら書いてんだよ。

俺だって死ぬほど書けるようになりてーんだよ、このイカ野郎が!

どうやら頭の中の誰かはイカだったらしい。

タコ嫌いな可哀想なやつめ。

たこ焼き一生食うんじゃねーぞ。

あぁ、でも悔しい。

 

確実にラブレターなんよ。

僕の書く脚本はラブレター。

 

届かなかったラヴレター。

 

皆さん、唐突ですけど、

「届かなかったラヴレター」って知ってますか?(ほんとに唐突)

これは知らなくて当たり前なんですけど、僕が初めて女の子に勧められて読んだ本のタイトルです。

当時の僕はハリーポッターやエルマーのぼうけんやデルトラクエストを読んでいたまさに男の子でした。

そんな僕にとって、この本との出会いは衝撃的でした。

タイトルから香るものからは、タバコやコーヒーに通じる大人的な何かを感じてましたね。

大人になってもどっちも吸わないし飲まないけど。

未成年の内にこれを読めたことは本当に僕にとってはすごい経験で……。

その中身はタイトルの通り、届かなかったラヴレター。

一般の方の思う「届かなかった想い」

それを公募して本に載せた。ただそれだけの内容。

ただそれだけなんですけどね。中身が泣けて泣けて……。

届かない想いってね、文字に起こすと当たり前なんですが、

心中で膨れ上がって収まりきらなくなった感情が文字に起こされている、そんな内容なわけなんです。

さっき僕が言語化出来なくて罵倒されたあれです。それをほぼ100点でやってのけている。

そんな一人一人が抑えきれなかった凝縮された想い。高品質って言ったら語弊があるけど、それくらいすごいもの。それが何人分入ってんのよこれ一冊で。

文字を通してるから内容は確実に薄くなっているはずなのにそれで100点満点。

じゃあこの先にあったはずの感情。これはいったい何点なのって話。

150点?

200点?

いや、点数化なんて不可能。

その膨大とも呼べる感情の一端が僕の中に入ってくる。感情変化通り越して生まれ変わりましたね。

あの頃あんなに惹かれたこの内容に、無意識下で僕もこうなる未来を予知、いや予見していたのかもしれない。

今思うと憧れも入ってたんだろうな。

 

僕のラヴレターは誰かに評価されたいわけじゃない。

そりゃ大賞は欲しいけどさ。うん、欲しいよ。欲しい。欲しくないって言ったらそれは間違いなく嘘。

でも僕が脚本を書いている本質はそこじゃないんよ。

「評価」ではない。

このジレンマ。

 

書いているはずなのに全く書けていない。

そんな真っ白なこのラヴレター。

完成はいつになるのやら……。

 

……。

 

よし、聴こう。

 

HY、「てがみ」。

 

お、置いてきた思い出はァァあア!!


 

届かなかったラヴレター。

気になって調べてみたら2018年も公募が行われていたみたいです!

今は残念ながら書籍化されていないけど、「届かなかった想い」ってやっぱりすごい。

だって僕がこの本読んだのいつよ。何年前よ。

引き継がれていく想い。

届かない想いなんて引き継がれない方が良いんだけどさ。

忘れちゃいけない想いね。胸の内に秘めておきたいもの。

それってきっと色褪せることのない大切な宝物。

時に生きる意味にもなると思う。

生きる意味って書くと重いけど、それを感じられるものを書けるようになりたいな。

それぞれの想いを僕の作品というガラスを通して鮮明に映し出して欲しい。

脚本家、いや、脚本にはそれが出来る。それで救える世界がある。

僕が出来なかったから。届かなかったから。

だからこそそんな想いを手の届く範囲で大切にしたいし応援したい。

そのスケールがクソでかいのが僕。

そのための脚本であってドラマ、地上波である。

やっぱり見てくれる人ありきなんだよね。僕の夢って。一人じゃ絶対不可能だ。

スケールめちゃくちゃ大きいけど、不思議と僕なら出来ると思って目指している。

なぜかって糞みたいな人生だったからね。そんな中で頑張って生きてきた、その理由よ。

これくらいじゃないとこの先で生きていく採算が合わない。生きがいってやつ?理由が欲しい。

……。いつの間になんて壮大な夢を語っているんだ僕は。恥ずかしい。すぐ自分語りしちゃうとこが悪いとこだ。

 

でもね、そういうことをしたい。

向いてないと言われても構わない。脚本家に夢を見すぎとかもよく言われる。

でもね、そういうことをしたい。

目指さなきゃ叶わないよ。

脚本家になることも、なった後も。

 

ビル・ゲイツは言いました。

これは僕が一番好きな言葉。

「リスクを負わないことがリスク」

 

全力で生きようね、みんな。

 


 

以下リンク先です。

 

届かなかったラヴレター2018

 

受賞作も乗ってるのでシナリオ書きならぜひ読んでくださいね!

すぐ読み終わる内容なんだけど、波のようにガーッとくるこの感情。

これなんだよね。

このために僕は書いてるんだよ。

もうすごい、天才。

届けーーッ!って思うもん。いや、届かないんだけどさ。

ヤンシナだと50枚ずっと全力疾走じゃなくていい。

起承転結のどこかに5枚分くらい。

なんて言えば分からないけどこういう厚みって言うの?厚みじゃないな。でもそういうの。

届けーーッ!ってやつ。

届けたいのに届かない。

掴みたいのに掴めない。

触れたいのに触れられない。

そんな作品を書けるようになりたい。

いや、書きます。頑張ります。

 

ヤンシナ頑張りましょう。ガチで。

 

-雑記, 思い出
-, , ,

Copyright© 脚本猫柳 , 2024 All Rights Reserved.