「皆さん、第31回ヤングシナリオ大賞への応募、お疲れさまでした」
ヤンシナを終えて、一つだけ言わせてください。
ヤンシナ締切日のブログのアクセス数が半端なかったんだけど!?
いつもの6倍くらいあったよ。
6倍!
本音はありがたいんですけどね。
読んでいただけるだけで本当にありがたい。
ありがたいんだけど、心を鬼にして言いましょう。
こんなブログを見ている場合じゃないよ!?(ヤンシナ書いていない人はごめんなさい)
シナリオの役に立つヒント、ここには何もないから!そういうブログでもないし!
締め切り前はシナリオを書いてね!!
読んでる時間あったらもっと良い話を書けたはずだよ!
……まぁ終わったことなので、もういいです。
次回は(ブログ見ないで)ちゃんと書こうね!怒
超暇な時に来てくれるだけで僕は満足だからな!
……。
と言うのも何か寂しいので、今日は珍しくちょーっとだけ、コンクールの役に立つかも知れない記事を書こうかと思います。
これなら締め切り前に読まれてもおっけーだね!(良くない)
今日お話するのはあらすじのコツです!
あ・ら・す・じ!
急に「あらすじ書けよー。800字くらいなー」と言われてもきついっすよね。
苦手な人は本当に苦手、それがあらすじ。
しかも苦手な人って結構多いと思うんだよ。
脚本書きのお悩みランキングがあったら絶対にベスト5に入ると思う。
かくいう僕もあらすじは苦手で辛くて……。
と、毎回逃げていたわけですが、一次落ちをかました今、今年はこれじゃイカンと。
それでね、
締切前に助けを求める記事を書いたのですが、アドバイスが全く貰えなくてですね!!
僕が人頼みで甘いってのは百も承知ですよ。
そんなことよりもこの人望の無さよ……。
泣ける。アクセス6倍あったのに。
まぁ日頃の積み重ねよね。自業自得です。
仕方ないよ、仕方がないんです。
……。
ハイ、分かっています。
良いんだよ、生きづらい性格してんだア僕ァ。
一生独りの覚悟だーいばーかばーか。
というわけで、
今回のヤンシナはあらすじを一人で書かなければいけませんでした。(当たり前)
孤独との戦いです。
めちゃくちゃ悩み抜き、そして考えました!
あらすじに2日かけたよ。800字に「2日」。
最初あらすじを書いた時は笑っちゃいましたね。
読んでも本編を全く読みたくならない、スゲーあらすじを生んでしまった。
真剣に書いたのに……。
なんてこった。
絶望しましたよ。自分の語彙力と文章力の無さに。
そんな僕、ふろゆ流の良いあらすじの生み出し方--独学編--は、書いて全部消してまた書き直して……その繰り返し。
根性isTHEベスト。IQサボテンくらいしかないね。水クレ。
800字程度が深すぎるぜとっつぁん。
でもね、2日間戦ったことであらすじの書き方、少しだけコツが掴めたような気がします。
結論から言いましょう。
あらすじには語彙力も文章力も必要ありませんでした。
現に過去の受賞作のあらすじを読んでも難しい言葉や表現は何一つありません。(もちろん良い意味で)
つまり、あらすじが下手なのは単純にあらすじの書き方が下手なだけ!
あらすじは”ポイント”さえ押さえれば形になるのですよ。
これならみんなに希望がある!
手に持っている国語辞典とはおさらばしましょう。
というわけで、今日はちょっとだけ僕の気づいたあらすじのコツを紹介しまーす。
(遅いけどここからが本編)
まず、僕の最も悪かったところを挙げますね。
これに気づくまでがもう本当に糞みたいなあらすじ製造機でした。ゴミを何個生産したんでしょう。
神目線は絶対だめ
神目線です。これはほんっっとうに駄目。
神目線であったことを書き連ねていくだけのあらすじね。
何も面白くないです!
結構いるのではないでしょうか。
時系列順に、ただあったことだけを書いていくだけのあらすじを書いている人。
間違ってはいないんだよね。あらすじって本来そういうものだし。
でもさ、
つまんねーんだよなぁ
コンクールにおいては、あらすじの体をなしているよりも、面白いあらすじを書くことの方が重要だと僕は思っています。
一次審査はあらすじだけ読んで落とされるみたいな嘘のような本当の話もあるかも分からない。
で、これに気づけたことで逆説的に面白く書ける方法にも気づけたんです。
それは、
主人公目線
これです。
神目線の真逆!
逆だからこそそこに雲泥の差が生まれたのです。
同じ人間が書いたにも関わらず、あらすじが一変して面白くなる可能性がこの差には確実にある。
この書き方は、いついかなる時も主人公。
主人公を全力接待するあらすじを書いていくんですね。
主人公がどんな事件にあってどんな考えを持って何をするのか、何を感じるのか。
それで主人公がどう変わるのか、変わっていくのかを逐一混ぜつつ、シナリオを追っていく。
あらすじを面白くするにはこれが最強でした。
だからあらすじの主語は基本主人公ね。
でも、脇役がメインのシーンとかもあると思います。
そういうのは思い切って全カット!!
どうしても入れなきゃいけない場合は脇役が何をして主人公がどうなったかを書く。
その時、主人公が何を思ったかでも良いしどういう反応をしたかでも良い。
どんな要素も絶対に主人公に繋げる。それがどんな事象であっても。
※例外として、話の都合上絶対入れなきゃいけないシーンは入れてね。
まとめ!
主人公中心であらすじは書くと良いです。神目線は駄目。
あとはテーマね!
終始、あらすじにはテーマの一貫性を持たせた方がよい!
その方が全体が綺麗にまとまります。
もしいらない部分があったらそれ、本編でもいらない。
テーマを意識して、それに沿った主人公の変わり模様を事件の中で書いていく。
だから最初にテーマの提示をした方が良いね。
これはプロット段階から考えていないと駄目なんだけど、まずテーマ(主人公の考えや立場)はこうであるって見てくれる人に植え付けるシーンは絶対に必要。出来ればファーストシーンに。ここに魅力も加味しないといけないから大変よね。
ファーストシーンでのテーマの挿入はあらすじにも本編にも必要。
で、最後に解決?って言ったら語弊があるけど、テーマの回収を必ず行う。
で、これももちろんあらすじに入れる。
そうすると綺麗にまとまります。
まとめ!
一貫してテーマが解決するようなあらすじって言うのかな。そんな感じのがよい!
ここに気づくまでに丸2日。
あらすじ書ける人にとっては簡単なことなんだろうけど、僕にとっては鬼難しい作業でした。
気づいてしまえばサラサラーっとなかなか面白いあらすじが書けましたよっと。
実際に、本編読んでもらった友人にあらすじも見てもらったら
「これ、本編よりあらすじの方が面白くね?」
と、嬉しいような悲しいような感想もいただけました。コイツまじ許さん卍。
でも考えて意識して書いたことで、今までで書いた中で一番良いあらすじができたのも確かだったりします。
あらすじ審査の有無は正直有る無し論なんで語るだけ無意味なんですが、
審査員の人もあらすじを読んだ後に本編を読むって人がほとんどだろうからね、
どちらにしてもあらすじは大事だと思うよ。
2日間、戦って良かった……。
他にもあらすじを上手に書くポイントや細かいコツはあったんだけど、なにぶん独学で悪い参考になってもあれなんで、今日はこの辺でおしまいにしておきます!
こんなんでも今後需要があったらまた書こうかな。
※今日書いたあらすじのコツは勝手に僕がそう思って書いているだけなんで、見当違いのことを書いていたらすみません!
参考にする時はあくまで自己責任でお願いします!
(あらすじで落ちても責任は取れません)