あああー(叫)。
脚本を書いてる時って前もって構想を考えていても、
めちゃくちゃ頭を使いますよね。
この漢字の読み方は？とか１+１＝とかそういった反射的に答えられるやつじゃなくて、
国語で言うなら作文、数学で言うなら図形問題の解く方法を考える時に使う脳を、
ずーーーーっと使ってる感じ。
これを学校でも１時間くらいしか連続でやらなかったのに８時間以上ぶっ通し。
こういう訓練、義務教育に入れてもいいんじゃないかな。
１限目から６限目までテーマなしで自由に作文を書き続けるみたいな。うん、ないな。
僕はタイピング速度は速い方なので作業中のほとんどの時間は、ほぼそっち側の脳を使っています。
これが疲れる。常にフル回転。絞り出して書く。パソコンで入力している時間はむしろ休憩時間。
そんな風に遅くまで脚本考えて書いてると体に異変が起きてきます。(僕だけですかね？)
今日は悪寒がしてきていよいよやばいなと思ったので甘いものを食べてリフレッシュ。
これだ！
じゃーん。
チョコミント。
冷蔵庫にこれしかなかった。
ぱくぱく。うまひ。チョコミントまじうめえ！
頭が冴えてくる気がするよ！発明した人ありがとう！
チョコミントって好き嫌い分かれますよね。
好きな人はめっちゃ好き。嫌いな人にとっては歯磨き粉。(嫌いな人はみんな歯磨き粉って言うよね)
僕はテレビで話題になってたのを見て、気になってサーティワンで食べて激ハマりしました！
今年の夏だったかな。実はそれまで食べたことがなかったんですよね。
何事も経験。食べてみるもんだ。今では立派なパートナー。
最近だとパクチーも意見が割れる食べ物として出てきていますね。テレビでよく見る気がする。
パクチーも機会があれば食べてみたい。
どこかで聞いた知識なので合ってるか確証はありませんが、
こういう食べ物の好き嫌いって３歳までに食べたもので大体決まるらしいです。
３歳で好き嫌いが決まるって……。もうそれって親の責任ですよね。食べるものは選べませんし。
じゃあ脚本はどうなんだろう。そう思ったわけです。はい。
それについて書きます。書かせてください。
脚本の好き嫌いってどこで分かれるのか……。
・題材が難しい
・ジャンル(恋愛とかお笑いとか)が嫌い、興味ない
・暗い話が苦手
・etc,etc....
それこそ人それぞれですよね。
こういう個人差が生まれる理由ってだいたいは性格に起因すると思います。
性格の構築は遺伝と育ってきた環境なのでやっぱり親が(以下略)
僕は以前、習作で全体的に暗めな話を書いたときに
友だちに見せたことがあって、返ってきた感想が
「俺、暗い話無理だわ」
と一蹴され
「そんなん言われたら僕が暗くなるよ！」と思った苦い経験があります。
「面白くないわ」って言われた方がまだダメージ少なかった。
暗い話が苦手、うんそうだね。その意見はもちろん分かる。感想ありがとう。
でも悲しいかな「全ての人の同意を得られる脚本はきっとこの世にはないんだろう」
と深く感じることになった僕にとって象徴的な事件でした。
好き嫌いフィルターに引っ掛かってしまったら僕が経験したように内容以前に評価が落ちます。
これはもう仕方ないものだと思います。
チョコミントが嫌いな人に無理矢理食わせて感想聞いて「まずい」と返ってくるのは当たり前です。
これを踏まえて僕らが脚本を書くときにできることは、
如何に自分の作品のことが好きな人にその作品を美味しく食べてもらえるか考える。
そしてその調理法を極めることです。
当たり前のことですが、コンクールの審査員も「人」です。
一人ひとり性格があります。よって好き嫌いもあります。
自分のジャンルが嫌いな審査員に引っ掛かっても仕方ないです。
隣の自分のジャンルが好きな審査員の賛同を得ましょう。
需要がなかったり、そもそもゲテモノを作っていたら賛同は得られませんけど。
こうやって書くとコンクールの大賞って運なのかな。と思います。
それでも自分の作品に誠実に、
チョコミント好きの審査員が現れるその日まで、
一歩ずつでも技術を極めて頑張ればいつかは賞、取れるんじゃないかなぁって思います。
そのマインドが大事。
チョコミント万歳。
※審査員の好き嫌い
僕の作品がコンクールで大賞取れなくて佳作になったら、チョコミント(※)を理由にするかもしれません。
でも一次や二次落ちなら……。
需要があって、自分が改めて見ても面白いと思える設定、シナリオ構築。
そんな作品なら「作者の技術」があれば賞は取れます。
少なくとも最終選考まではチョコミントは出てきません。
一次や二次落ちはやっぱり実力不足なのかなって思います。
それに、「はぁ、チョコミントのせいでまた一次落ち。審査員の目やべえ」って思っても次に続きませんから。
次のコンクール、結果が残るように頑張る。