思い出

WDRプロジェクトに応募しました!!

投稿日:2022年8月1日

誰よりも頑張ったと言えるWDRプロジェクト。

無事に応募が出来ました!


 

現在8月1日。

WDRプロジェクトの〆切が過ぎました。

僕は何とか出せました。何とか。。

皆さんもお疲れさまです。

このWDRプロジェクトはNHKが主催している公募で、

採用されたメンバー数名でブレスト会議をしてドラマ作成を行っていくことを目的とした採用コンクール?です。

なんとその採用人数、

 

10人

 

10人と聞くと多いけど、応募総数その何十倍だよっていうね。

下手したら何百倍……というか何百倍の方が現実味ある。

で、予想されるその倍率から公募情報解禁早々に『無理だろ……』と及び腰でいたわけなのですが。

それとは別の感情として、

 

どうしても採用されたい

 

というのが確かにあって。

そこで企画したのが

 

ガチ会

 

でした。

勉強会を開いて〆切まで走りきる。

んで、勉強会の合間も必死こいて頑張る。

筆力はともかくとして応募者の中で誰よりもやりきる。

そこを今回の目標とした。

それが採用されるスタート地点のようにも思えて。

めちゃくちゃ感情論です。THE・根性。全く論理的ではない。

最近のふろゆはインテリ気取った体育会系です。

公募が発表された翌日には、すぐに準備を始めた。

〆まで2ヶ月もの時間をどう使っていくか考えた。

最初の1ヶ月はじっくりとプロットに費やそう。

んで、残りの1ヶ月は勉強会を週一で行い、他の時間は全て執筆時間に充てる。

僕みたいにこの公募に全力投球をしたい人たちを集めて毎週〆切を設定。

作品を持ち寄って、熱く語り合った。

 

WDRとは何なのか

 

ドラマとは何なのか

 

自分の魅力とは何なのか

 

作品を通してこの三点を軸に時間が許す限りひたすら話し合った。

週一で全四回のガチ会の予定が全五回になるほどに会は盛り上がった。

大体三十時間くらい。勉強会だけでこれ。

執筆時間も合わせれば、そこそこの資格が取れちゃう時間。

自作の講評を受ける度に、

あー、クソー。何で伝わらないんだー描けないんだーチクショー

っと毎回悔しくて情けない思いを、何度も何度も味わいました。

その都度血の涙を流しながら描き直した。一から。

んで結局、最終稿に至るまでの全稿を一から執筆。

一から描かないと納得いくものは描けない。

講評会を終える度に、毎回そう思った。

誰よりもやると決めた以上、妥協は一切したくなかった。

でもこれだけやっても、ずっと満足いくものを勉強会に提出出来なかった。

最後の方は一ヶ月練ったプロットもどこへいったのやらといった感じ。

迷子迷子迷子。

めちゃくちゃ苦しんだ。

それが体調にも現れて、熱を出して2日間ほど寝込んだりもあった。

辛くて苦しかったけども、最終的には最終稿が一番良く描けた。

最終稿=提出稿だから良くなっていなきゃ困るのだけど、満足いかない作品が出来ることも全然あったと思う。

今だから簡単に言えていることで、ずっとそれが怖かった。

 

無事に最終稿を描けた要因として、途中で創作アプローチを変えたことが一番大きい。

というのも先程書いた、

 

自分の魅力とは何なのか

 

これについて何度も講評を貰っていく内に、段々と見えてくるようになった。

見えてきたと言うのは、言語化が出来るようになったということ。

例えば

『構成がうまい』

と一言で言っても、構成の巧さにも色々ある。

プロットラインを作ることも、感情を組み立てていくことも、他にも色んな要素が『構成がうまい』と呼べる。

一言で解決してはいけない。

だからこそ、そこをちゃんと理解できていないと自分が思う『構成がうまい』を作中に描くことが出来ない。

構成がうまいとは何なのかを15枚という短さで表現出来ない。

創作をする人ってみんな、自分の強みを何かしら自覚しているものだと思う。

この公募でも応募時に「あなたのストーリーテラーとしての強みは?」という記入欄があった。

まさにこれのこと。

僕も自分の作家としての強みみたいなものは何個かある。それを自覚していた。

でもその強みが作品に「どのように出ているか」とか、

「自分が他人と比べて、どれ程魅力的な筆を持っているか」とか。

自己評価とのギャップは大きかったように思える。

実は思っていた強みは全然大したことなかったり、

ひどい時は自分の本当の魅力の邪魔さえしていることだってあった。

これを受け、潜在的にそんな作家は僕の他にいっぱいいるんじゃないかなっと思った。

僕に限らず、今回のガチ会の主テーマもそこにあったよう思える。

いや、もしかしたらWDRプロジェクト自体がそうなのかもしれない。

参加メンバーの皆が自分の思う魅力と作品の魅力とのギャップと最後まで戦っていた。

僕の場合、自分が思っていた強みよりも全然違うところに本当の魅力が隠れていて、そこに気づけたところからスタート地点に立てた。

〆切一週間前にやっとスタート地点です。

でも、ここに立てたことが本当に、本当に大きな前進で。

最終稿は自分の魅力を最大化出来るよう意識して執筆した。

すごく満足いく作品が一発で描けた。自画自賛だけど、文句のつけようがないんじゃないかって思えるくらい満足度が高かった。

これがものすうううううっっごく嬉しくて!

このガチ会期間中、やっと初めて心から笑顔になれた。

心なしか最後の勉強会はいつもより笑えてた気もする。

 

あーガチ会企画して良かったあああ!!

 

最終稿を〆切2時間前までお色直しして、何とか応募。いつも通りギリギリ。

これはいつもの〆切前に焦って応募するから~ではなく、時間いっぱい懸けたいという想いから来ているので悪いことではない。良いギリギリ。

良いギリギリってなんだって感じだが。

最後まで、細かいミスが推敲の度に見つかるのは精神的にきつかった。

誤字脱字のようなミス一つで落とされるわけはない、それを言い訳にするつもりもない。

それでもミスは一つでも減らしておきたい。当然よね。

 

ちなみにSNSでは阿鼻叫喚の様子だった、影響を受けた映画、ストーリーテラーとしての強み、自己PRの項目に関しても、ガチ会でどう書くのが理想かなあと、

みんなで色々と考えた。これは紛れもなくガチ会特典。

 

ふろゆさんの魅力ってこうだよな、うんうん。

 

みたいな褒め合いを、一人に30分くらい話していた気がする。

ここだけ仲良しサークル。笑

あー。すっげー気持ちよかったな。この褒め殺しシャワー一生浴びていてえ。ちょっと照れたけど。

そう思える30分だった。

もちろん、講評ターンはアツいものでそれが勉強会のほとんどを占めている。

割合で言えば圧倒的に心やっている時間の方が長い。

だから余計にかな。この天国は沁みた。

皆こんなに褒めてくれるんだ。勉強会の時は押さえてただけで、あえて鬼になってたんだなっと思った。本音も聞けて嬉しかったぜ……。

ま、褒める=ガチの時間だったから、ここも鬼状態だったのかもしれん。そんなの知らん。

最後の最後まで仲間と不安なく応募できたのは本当に良かった。

『無事出せたよー』っと報告し合うのもサイコー。

30時間一緒に語り、共に戦ってきた仲間たちと「やりきったな俺たち……」と言い合うのは、喜びもひとしおだった。

応募規約欄の

『応募原稿は一人で執筆した作品に限ります』

ってところが、全編完全一人で執筆しているから事実全く違反はしていないのだけど、

『仲間と共に歩んできた』

という想いはあって。少し否定したくもなった。

いや、否定したら落とされるのですが。苦笑

 

結果はWDRのホームページが更新され、9月上旬発表とのことです。

張り出されることはなく、個人メールに連絡とのこと。

ガチ会参加メンバーのみんな、通過したら連絡くれよ!!

 

僕も吉報を待ちたいと思います!頼むうううう


 

今回の第二回ガチ会も、参加メンバーには感謝です!

感謝しかありません。

付き合ってくれてありがとうございました!!

本当に大大大満足でした。

メンバーは5人と前回より多かったんですけど、終始円滑に楽しく進めることが出来ました。

最後の勉強会が終わった後、楽しかったよおおお!!と参加メンバーの皆さんが言ってくださって、僕もホッと胸を撫で下ろし。

仲良しサークルみたいに書いているけども、勉強会自体はバチバチの会でしたからね。

マジで緩くない。

何なら僕が知っている勉強会で一番きつい。〆切にも追われ、大変である。苦笑

 

「もう無理だし、応募しない方がいいかな」

 

「自分の強みって何なんですかね」

 

「これじゃダメっす。一ページから描き直します」

 

ガチ会後は、みんな毎回こんな感じになる。

ちなみに全部、参加メンバーが実際に呟いたセリフです。

一番下は僕と参加メンバーの一人が発信。

なんと二人も毎回一から書き直していたんですね。

僕らはお互いの存在に助けられつつ、常に共同戦線を張っていたように思える。

『大丈夫。俺もいる、お互い頑張ろうぜ……』と。まじ励み。

メンタル潰しつつも、真摯にシナリオと向き合えた一ヶ月間を皆で送れた。

そして……

 

全員無事に応募が出来た

 

本当に良かった。もうマジでお疲れ。

一ヶ月も一緒にWDRに向かって頑張ったものだから、仲間感が凄まじいよ。

仲間感ってか、もう仲間。ダチ。家族でもいい。

「一緒に採用されたら最高だよねー」

とか、夢にもないようなことを本気で思っちゃったりしている自分もいて。

いや、全然ありえるよ。僕は望みを捨てていない。

スッゲー悪い言い方になるけどね。参加メンバーの初稿はみんな恐ろしい出来だった。

少なくともそこを越えただけでだいぶ有利。そう思ってる。

ガチ会なかったら初稿で出してた人大半っしょ?

ガチ会を乗り切ったことがそのまま自信になるのだと思う。

しかしプロ応募もあったり、ガチ会に負けじと頑張った人も多くいると思うので、

あくまで「有利」ってことで過信は禁物。

 

最悪、僕が採用されなくても誰か採用されて欲しいな。

いや、音速で前言撤回。

他のメンバーが採用されるなら僕も必ず採用されたい。

それは見栄とかそういうのからじゃなくてね、もう一度一緒に勉強会やりてえなああっと思ったから。

WDRってそういう公募だし。望んでいいよね?

今回のガチ会は、そんな感じ。

控えめに言ってサイコーでした。

またこのメンバーでやりてええええ。

そして第三回のガチ会予定は、全くない。

第三回あれば予約したい!みたいな連絡あったけど、すまんな。

そもそもまだ企画自体してないんです……。

でも参加メンバーは「どうせまたやるんでしょ??」みたいなノリだった。

僕は正直やりたくない。

 

すぐプロなるんで???

 

ガチ会をやる=プロになれていないってことなんよ。

だからこそ今後ガチ会をやる可能性のほうが高いとは思う。現実的に考えて。

でも「やりたくない」とせめて僕だけは言っておく。

僅かな抵抗ですが。

 

WDRプロジェクト、『採用』になりますように!


 

コンクールの結果は誰にも分からない。

どれだけ頑張っても、シナリオに努力が必ず反映されるとは限らない。

最後に物申すは『人』ではなく『原稿のパワー』というのも間違いではない。

この間、テレ朝新人シナリオの一次審査と二次審査が出たんですけど、

この公募の際にもガチ会をやったんですよね。

これが記念すべき第一回ガチ会。

気になる僕の結果は、

 

一次落ちでした

 

はああああ(ため息)

今年は二次から先に出るとかいうイレギュラー発表で、

二次になかった時点で一次にあるわけねーなって勝手に思ってた。

だって大賞狙って描いた作品が二次の段階でないってさ。そういうことなのよ。

一次で落とされたな、そう一瞬で分かった。

実は今でもこの結果に納得いっていない。

腹の底から審査員バッキャローっと思っています。

だから落選の専用記事は書かないし、陥没画像も貼りません。

審査員は一次からシナリオを読める人が見てっから大丈夫。運とかねーよ。

一次通過は実力だし、一次落選も実力です。そう思って頑張りましょう。

そんなこと前に言ってたけどね、

マジで分かってねーなコンチクショーと手のひらグルングルンしております。

でも自信作が簡単に落ちるのがコンクール。

この結果は現実の一つとして、確かに受け止めています。

受け止めつつも、僕は今でもこの作品が好き。それは変わらない。

マジで面白いものが描けた。

落選を受けてなお、そう思っている。

昨年は一次をコンスタントに通過した僕が言うのだ。決して負け惜しみではない。

っつーか負けた気してねーもん!!

リメイク応募は今までやったことないけど、この作品は別のところで日の目を見てもらえるよう、またどこかにひっそり応募したいと考えています。

 

次も一次落ちしたら手のひらドリルしますね!!

 

こうご期待!!

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