お騒がせしております……。
お仕事に引っ越しに舞台で警察案件と……。
心がボロボロだよ
警察案件に関しましては進展が少しありそうなのでぼちぼちまとめて記事に書きますね。
ご心配くださってありがとうございます。。僕は元気です。疲弊はしていますが。
今日は取り急ぎNHK創作のお話をば。
第50回NHK創作テレビドラマ大賞。
今回は久しぶりのコンクール参戦でした。
最近はテレ朝、日テレ、ヤンシナと仕事を変えてからというものの何一つコンクールに応募することが出来ない日々を送っておりました。
舞台シナリオは書けたけど、もうそれでいっぱいいっぱい。
コンクール作品を書きたい欲はあってもまとまった時間が取れない。そんな毎日でした。
前回のヤンシナなんか〆切2週間後に「応募するかー」と支離滅裂なことを言ってましたからね。。
さてさて今回は5月よりNHK創作テレビドラマ大賞のために何となく構想は練っていました。
お仕事しながらぼんやりですけど、こういう話にしようかなーと、ほんとーにぼんやーりと。
社会人をしていて思うのは、働いているとシナリオに深みが出てくるなーということ。
構想段階で一味違うよね。テキトーに生活してた頃とはここから差がついてる。
働いているだけで偉いと言うけれど、働いているだけでそれなりには書けるようになる。それは本当にあるなと思いました。
そりゃ働き方にもよるし、何をしているかでも変わってくるとは思うけど。。
ほとんどの人は人生の大半を「職場」で過ごすし、何をするか経験するかも職によって大きく変わる。その人らしさ、こと作家においては強みの醸成は仕事で培われると言っても過言ではない。これは社会人になってからの話ね。
シナリオの勉強をすることはとても大切だけど、「普段から何をしてきたか」はそれよりももっと重要で、というのもシナリオスクールが多くある中で、ほとんどの人が一定以上はそれなりに描けるようになるってのが脚本家界隈の実状なんですよね。
そうなってくると勉強で差なんかほぼ出来ないんです。
よく執筆のために「シナリオスクール行こうかな」とか「診断受けてみようかな」って話を聞くのですが、もちろん勉強は大事だし人に見てもらって自作を客観視出来るといったところではめちゃくちゃいいシステムではあるんですよ。
ただ脚本家としての強みと考えると、結局はその人自身に何かがないとなーと僕は思っています。
実生活の大半が脚本家にとっては学びだと思うので、一歩外に出てみるとか。
そういった機会を大切にした方が創作のためにはいいのかなと。
シナリオスクールに通うのも極端な話、外に出るためにって意味合いで行くべき。
すげー誰目線だよってことをつらつらと書いておりますが、というのも
一次審査通過した!
名前あってくれー。と願いながら見たらありました。
一安心ですね。
応募総数は949本、選考対象は894、一次通過は123本でした。
一次から結構絞りましたね……。
脚本家仲間数人の通過も確認できて良かったです。
みんな頑張ってんな……!!
実は今回の作品、忙し過ぎたってのもあって、構想こそしていましたけど執筆時間は過去最速でした。
ここに書くのも忍びないくらい時間をかけられていなくて……。
僕自身、推敲は大事だと昔からよく言っていますし、本当やればやるだけ作品の質は良くなるかと思います。
だから作品に時間をかけられるなら皆さんにはかけて欲しいなと思います。
でも今回の通過で思ったのは「自分が何をやってきたか」。これが何より大切だなーと。
推敲よりも作品と向き合った時間よりも、自分がどう創作していきたいか。ここが良い作品を生み出せるコツかもしれない。
自分の経験や生き方を、どう作品に落とし込むか。
それだけでも良いものは描けると感じました。
というのも、過去に脚本賞を受賞してきた先輩方々。
割とがっつり社会人してる
これは8年間脚本界隈にいて思い続けてきたこと。
基本夢追い人で、仕事はフリーターでのんびりしながらーって人はほぼいないんですよね。
シナリオオフなんかでも最終選考常連の人なんかと話をしてみると「仕事忙しいです……(死んだ目)」はよくある話と言いますか。
むしろスタンダード。
だから
働け
ってのはあると思っています。割と冗談抜きに。
受賞したら仕事辞めたいーは僕の口癖なんですけど、こうなるとすぐには辞めるわけにはいかないですね。
執筆のために仕事を続ける。
これはほぼ確定事項だなーと考えています。
いやー通過して良かった。
他の通過した方もおめでとうございます。
二次も頑張ってくれ……!!
落選した方……
落ちることはいっぱいあるんで自分の道を模索しながらゆっくり進むことが大事だと思います。
昨年通過したけど今回駄目だったー。下手になったーと言う人ってよくいますけど、僕もそうでした。
でもその時々で作品の質って変わってきます。一喜一憂せずいきましょう。
審査員も人が読んでる以上は受け取り方はそれぞれです。
なんで結果は指標としてよりも、自分が今回どれだけ何を描けたかってところで判断した方が良いかもしれません。
伝えきれなかった伝わらなかった。それはなぜ?という考え方が建設的かも。
あとはやっぱり実生活の延長で執筆が出来ているかということの確認。
アイデア一つあれば隣の誰かが描ける。そういう題材や発想だけだと少し弱いかなと思います。
とかこんなこと偉そうに書いて、二次でいつも消えるんですけど。