雑記

脚本をボツにすること

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ヤンシナ締切まで二週間を切りました。

早い!

ラストスパートです。頑張っていきましょい。

僕は一作目を書き終えて今は二作目を執筆中……。

だったのですが、問題が発生してしまいまして。

 

二作目を粗方書いた後に読み直します。

「あれ?面白くないぞ」

なんだろう。つまらない。

自分なりに分析して考えた構想だったしイケるんじゃないかって思って書き始めたのに……。

面白くない。

結局、ボツ稿とすることに。

数ページ書き直すとかじゃないんだよ。案含めて全てボツだよ。辛い。辛すぎる。

書いた時間が全て飛んでいきます。さらば。

でもね、一作目が上手く書けたからそれ以上、最低でも同等レベルの物を書かないと出す意味がない。

二作目はその基準に達していなかった。

ジャンルが違うから全てを厳密には比べることはできないけれど、面白さという一点において惨敗していることだけは分かる。

その時点でボツ行き確定。

前にも書いたけれど、これがクジ引きならたくさん作品を出せばそれだけ当選確率は上がります。

だけどこれはヤンシナ。

クオリティが大事なんだよクオリティが。

仮にこのまま出したとして

片方は面白い作品、それこそ大賞レベルの物。

もう片方が一次落ちレベルの物だったとしたら審査員の心証はどうだろう。

「一作目、マグレ当たりじゃね?」

こう思われそう。

僕がひねくれてんのかな。

でもコンクールは「次世代の脚本家発掘」が目的だろうから、

自分が面白いと思ったものだけを出していきたいんだよね。

つまらないものを「大賞レベル」だと勘違いして出した。

そうは思われたくない。

今後のため、つまらないものは問答無用でボツにしていきます。

心を鬼に。必要な犠牲だったのだ。

 

ちなみに面白く書けなかった理由は分かっていて、

「無理して苦手なジャンルで書いてしまった」

これに尽きます。

一作目で味を占めて、

更に引き出しの多さや器用さを見せてやるぜー!!

と意気込んでこれです。完全に実力不足の結果。

欲張り過ぎてしまった。

いつかリベンジします。

二人の息子を持つ主婦の心情を描くには人生経験が浅すぎたよ。

 

今は三作目を書いています。

二本出すって決めたからには何としても二本出したい。

何が起こっても有言実行。これ大事。

今回はしっかりと自分の得意な土俵で書いています。

書き易いって素晴らしいね。

ああ、

圧倒的に時間が足りない。

 


 

(※以下、ただの独り言なので読み飛ばしちゃってください)

一次落ちや二次落ちした作品を次の年に書き直して出す。

最初この話を聞いた時、衝撃を受けました。そんなことができる(許される)んだって。

きっと多くの人が当然のようにやっていることなんだろうけど、

箸にも棒にもかからず「つまらない」と返された物を書き直して出す。

これ、「また落ちるよね?」って思うのは僕だけですか?

書き直して出す。作品数を揃える分には楽なんだろうけど……。

一次や二次落ち作品をちょろっと書き換えて大賞レベルになるなんて普通に考えてありえない。

それでもどうしても書きたいならテーマだけ拝借して、反省点を踏まえた上で

抜本的に構成して「別作品」として書いた方が良い作品ができると思う。

書き直して出して賞を取った前例もあるっちゃあるから全否定はできないけれど、

僕から言わせてもらえばすごく勿体ない。なぜならそれって稀なケースだと思うから。

本当に実力があるなら新作書いても賞が取れるはずだよ。

わざわざ落ちた作品を書き直して出さなくてもって思うんだよね。

ボツにする勇気、大事だと思う。

ちなみに僕は書き直して出したことはありません。

落とされた時点で傷口が深くえぐられて再起不能だからです。

 

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