城戸賞、出しませんでした!
すごく久々の更新!
長く放置していてごめんね!
8月はずっと城戸賞に取り組んでいました。(8/21〆)
8月の前半に1ヶ月近く練っていたプロットを「これじゃ面白くない」と一度白紙に戻し、
そこから巻き返して何とか形にはしてみたものの、
くっそ面白くないものが出来てしまった
下手過ぎて最高に萎える。
ファーストシーンから面白くないという地獄を見た。
こんなんじゃマジでブログの更新どころじゃない。
時間をかけて練って書いて練って書いて、その繰り返しを試みてみても、
全く面白くない。
こんなに自分ってシナリオが下手だったんだ、と糞みたいな自覚が芽生えたよ。
テンポが悪いし、セリフもノッてない。
おまけにどこかで見たことあるようなシーンの切り貼りばかり。
それでいて切り貼りの中でも面白くないシーンが延々と続いている。
ありえない出来栄えでしょ。
はああああ
結局、締切当日になって一からまた設定を練り直そうと、振り出しに戻しました。
面白くないんじゃ応募する価値はないんだよな。
というより城戸賞応募云々の話じゃない。
自分だけでも「面白い」、そう胸張って言える作品でなきゃ書く意味がない。
自分の「面白い」を突き詰めて「いつか評価される」。
そこにプロの世界を目指す"やりがい"ってやつがあると思うんだよね。
一般的に「プロレベル」だとか「良く書けている」とかそんな他己評価は実はどうでも良くて、
「自分が思う最高の面白い」が認められること、これが一番なんだろうなって思ってる。
コンクールの基準は作るもの。
面白いが審査とズレていて悲しくなるなんてことはシナリオ書きには多々あるとは思うけど、最近は常々そう思っている。
俺が基準。俺が全て。
傲慢イズBEST。
面白いと思った作品が対岸では酷評されていたりその逆も然りのこの世界の中で、
更に小さな枠組みに位置するのがコンクールという場所。
そんなところで色目を使うメリットはマジで何一つない。
つーか誰に色目を使うんだって言うね。
読むのは最終審査まで進んだとしても多くて十人程度。
一次落ちを想定するなら1人ないしは2人。
そこに遠慮する必要も怖気づく必要もまるでない。
そもそも「面白い」が定義づけられないものだからこそその場所を目指していたはず。
その辺が分かっていなかった自分にすっごくイライラしている。
毛根3000本くらい逝った。
禿げたくないので今回の城戸賞は諦めました。
今書いているシナリオはもう一度練り直して満足いくものにしようと思っています。
完成したら誰か読んでケロ。
コンクールで言う面白い題材って何だろうって考えた時、僕が思いつくレベルの内容じゃ全然ダメなんだろうなと思う。
いや、違うな。
そもそもが「思いつく」って考え方じゃないんだきっと。
こんなん面白そうでしょ?
という提案は話題性が重要なメディア的な視点から生まれるもの。
コンクールの場合は多分そうじゃない。
その要素さえも考えてこその"プロ視点のシナリオ"という考え方も出来るけど、その域を目指す必要性はまだないのかもしれない。
なんとなーく浮かんだ面白アイデアってコンクールでは逆に有象無象の類。
ライバルたちが都合よく面白くないアイデアで勝負してくるわけないんだから、考えてみればそれは当たり前。
座学で学べるものをある程度習熟した人たちの間で差を作るものが何かあるのだとしたら、それは「アイデア」ではない。
「書きたい」という湧き上がってくるものなんだと思う。
ぼんやりとそこにある「熱意みたいなもの」がはっきりと明暗を分ける。
そのメラメラくるようなものが今作からは全く感じられなかった。
もうシナリオを書き始めて3年目に突入してるし、結果が伴わなければ意味なんてない。
そう思ってる。
出すことに意義があるなんてのは1年目の人の考え方。
次こそは結果を出したい。
イライラするし苦しいけどこれからも頑張る。