雑記 思い出

【フジテレビ】ドラマ甲子園には絶対出そう!

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人生あっという間に終わるぞ!!


 

最近、ブログを通して高校生の方との繋がりが増えてきたように思う。

若いシナリオ書きもこのブログを読んでくれているみたいで、とても嬉しい。

だから今日は若者向けシナリオコンクールである【ドラマ甲子園】についての僕の考えを、対象である高校生の方たちに向けて書いていこうと思う。

 

僕は出せないけど!!!

 

出したい。


 

そもそも、ドラマ甲子園というコンクールを皆さんは知っていますか?

 

僕は知りませんでした。

 

フジテレビが主催の高校生向けシナリオコンクール

 

らしいです。

 

つまり、受賞権利があるのは高校生だけ。

ここで「大人だけど出したるぜーーー」って思えたらいいなと思うんだけどね。

殻をぶち破って「気持ちは高校生です!」と言えたら超強い。

それが出来たら苦労しないんだよなー。っと、まぁこれは別の話。

 

さて、今日書く内容の結論を先に書いておきます。

 

高校生なら出すしかねーぞ

 

ということ。

四の五の言わずに出しましょう。

 

今日は僕がそう思う根拠をじっくりと書いていきたい。

というか高校生の皆さんには本当に後悔してほしくないんで、

分かりやすくドラマ甲子園に出したくない人が出したくなるような記事を書いていこうかなと思います。

 


 

・プロの脚本家という椅子は少ない

存命中の東大生(卒業込)と、活躍中の脚本家。

どちらもすごいと思うけど、絶対数が多いのはどちらだと思いますか?

僕なら間違いなく東大生と答えます。

東大受験に倍率があるように、脚本家にも倍率は当然存在します。

その倍率は、東大受験よりも上。

そもそもの椅子の数が違います。

毎年何百人と合格する東大と、年間数人しか大賞を取れないコンクールです。歴然の差。

どちらも死ぬほど努力をしないといけないとは思いますけど。

そんな高倍率の中。

それでも、

僕たちは残されたパイを掴みに行っているんです。

これは大人を含めての話ね。

同じフジテレビ主催の、ヤングシナリオ大賞で例えれば

大賞1編と佳作3編の限定4個のパイを、2000人(作品)単位で僕たちは買いに行ってるんです

そこにさ、【高校生限定のパイを数個用意しまーす】と告知が出たら、

『うおおおおおお激アツーーー!!』

ってなりません?

そういうことです。

高校を卒業したら、2000人と戦うことになるんですよ。

数字だけ見ても出さないのは非常に勿体ない。

ドラマ甲子園出身のプロと、ヤンシナ出身のプロ。

そこに差はありません。

プロになったら作品の面白さだけが勝負の世界。肩書なんて些細なものです。

出しましょう。

 

・ドラマ甲子園だと将来のプロ像が……って人

まぁね。

気持ちは分かる。

自分のこだわりとして「高校生が主人公の話は嫌だ」。

でも高校生がメインのシナリオが過去にたくさん受賞してるなー。

ああああ。

みたいな人っていると思う。

他には、

応募条件の一つに「演出をしていただきます」って書かれているけど、そんなの出来ない。

ああああ。

みたいな人もいる。

(どちらも実話)

でもですよ。

考えてみてください。

例えばです。

先ほど話しました、

「大人は買えないけど、高校生のために特別に用意したという限定パイ」

を買いに行ったとしましょうか。

4個中3個は売り切れていました。

自分の一番の目当てはチェリーパイだったけれど、残っていたのはラズベリーパイでした。

 

あなたならどうします?

ここで迷わずに帰れる人ならドラマ甲子園は出さなくて良いと思います。

僕なら買うね。絶対。

そして神様に感謝する。

1個だけど残しておいてくれてありがとうって。チェリーじゃなくて全然良い。

2000人中1996人が買えなかったものを買えたわけですからね。

そんな自分を誇らしく思う。

僕の後に来たお客さんは買えないけれど、そこは申し訳ない。

僕はそこまでしてでもパイが食いたいんだって。

まぁ確かに『そもそも買いに行かなければ』店頭に商品がなくて傷つくことはないよね。

でもさ、それって傷つくことから逃げているだけなんだよ。

店頭を見る前から諦めちゃってる。

そんなんじゃ一生パイは買えないよ。

そもそも買いに行ってないんだから。

あったら買うでしょ? そう思うなら絶対に出しましょう。

 

高校生には厳しい言い方になってしまいますが、シナリオコンクールは相対評価という一種の勝負の世界なので、そのまま書きます。

プロの椅子ってそれだけ貴重なんです。

明日も発売されるならね。「まぁ今日は帰るかー」って思うのも分かるんですけど、次回の発売は1年後。

高校生ならそのチャンスも最大で3回しかないんです。

今こうやってパイを買いに行くか悩んでいる間に、誰かに買われてしまいますよ。

 

「高校生が主人公の話は嫌だ」という人は、

無理に寄せる必要なんかない。書ける作品を書いて出せば良い。

高校生が主人公の作品が受賞作に多いのは、僕が思うに作者が高校生だから等身大のキャラクターを書きやすくて、結果それが面白くなった。

それだけのことに思えます。

演出がやだなーと言う人は、受賞した後に考えましょう。

受賞するのは奇跡的な確率です。

考える前に行動する。

受賞した後に悩めばいいんです。

受賞後のリアルな気持ちなんか想像出来ませんよ。だって経験がないんだから。

僕だってヤンシナ受賞後の想像は出来ません。

ただ、本気でプロの脚本家になりたいと思っている人の中で、受賞した喜びを全部捨ててでも演出をするのが嫌だって人は、それこそ奇跡的な確率な気がしますけどね。

 

100%の理想は捨てる。ラズベリーパイでも書かせてくれ。

 

そういう椅子取りゲームに参加しているんです。

大人は学生さんが思っている以上に、選択肢を与えてくれませんよ。

まずはプロになる。

その後に少しずつ自分の目指すスタイルを確立していけばいいのかなと思います。

 

・愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

僕の好きな言葉。

サンキュービスマルクさん!

つまり、

ふろゆがこれだけ言っているんだから出せ

ということ。

もし、僕が高校生の頃から脚本家を目指していたら「10000%出しています」。

何かと理由を付けて出していなかったら、当時の自分を心底恨んでいることでしょう。

超後悔間違いなし。

 

結果を残さなくてもいい。挑戦して、やりきったことに意味がある

 

それが一番の財産です。

この財産を得ることがドラマ甲子園に出した方が良いと僕が推す理由。

ぶっちゃけ、結果なんかどうでもいいんです。

高校生の皆さんにはこの考え方はいまいち刺さらないと思いますけど、歴史に学んでください。

『ふろゆの人生という名の歴史』にです。

 

絶対に出した方が良い。

 

 

頑張ってください。応援しています。

締切まで1ヶ月あるタイミングで書いたのは、これからでも書いて挑戦して欲しいから。

死ぬ気でやれば十分間に合うと思うよ。

 


 

今日この記事を書いたのは、

ブログ読者の高校生の方からドラマ甲子園に関する質問があったことや、

シナリオを教えている高校生の子がドラマ甲子園に出すのを躊躇っていたのを知っていたからだったりします。

 

全国区単位で同じような悩みを持つ学生さんは多いと思った

 

だから書きました。

 

ちなみに教えている子は僕の鬼説得に理解を示してくれて、

 

今、ドラマ甲子園に向けて書いています。

 

5枚シナリオの合間を縫ってね。

春休みの宿題もあるだろうに、無責任にも『全力で頑張れ』と言っております。

やる気オーラがすごい。あんなに躊躇っていたのは何だったんだって思えるくらい。

だから僕もNHK創作に向けて頑張らねばなと、今は全力で取材中です。

無責任に頑張れ頑張れ言う大人が一番信用ないですからね。

格好良いとこ見せとかねーと。笑

僕も4月中に初稿を終わらせたい。

 

 

教えている子には、

 

こんな記事書いたらライバル増えるだろおお。ばかああああ!!

 

と言われそうですが、

 

頑張りは報われる

 

僕は君の成長を知っている。他人は気にせず自分の面白さを突き詰めていけば大丈夫。

 

と書いておけばきっと許してくれると思います。

 

 

ふぁいとおおおおお!!

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