雑記

わたボコリみたいな翼でも、木の芽みたいな頼りない爪でも

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銀の龍の背に乗って改稿の嵐である。

 

「さあ行こうZE」

嗚呼、銀の龍のー背に乗ってえええええ!!!

(銀の龍の背に乗って/中島みゆき/Dr.コトー診療所)


 

寝る間も惜しんで書いている。

今週の平均睡眠時間、二時間弱。

仮眠から起きたらDr.コトーをやっていた。

コトーは銀の龍の背に乗っていた。

僕もさ、僕も……やるしかねーよな。

俺はDr.フローユだ。

 

命の灯火を燃やして生まれたこの時間は全て、シナリオの改稿にあてている。

 

そりゃ僕だってDr.コトーが見てえよ。

小さい頃にテレビでやっていたのをぼんやりと見ていた程度の記憶しかDr.コトーにはないけれど、幼いながらに何かが強烈なドラマだった。

それだけは覚えている。

だから見たい。すぐにでも見たい。

もしかしたら僕の人格形成の大半は、コトーによって行われていたのかもしれない。

未だ見えぬパピーは、コトーのことなのかもしれない。

 

でもさ、僕だって、僕だって……銀の龍の背に……乗りてえんだよ。

 

さあ、

 

さあ行こうZE!!

銀の~


 

ほんと、初稿が出来てから毎日のように改稿改稿改稿。

 

いざ初稿が出来上がると、

たとえプロット通りに書いていたとしても、納得いかない部分や微妙なシーンが出てくるのはシナリオの性。

改稿ではそこを手直しするだけじゃあぜんっぜんダメ。

更に面白い展開を含ませる必要がある。

そういう場面ってのは十中八九で糞つまらないから。言い切るなら必要のないシーン。

だからもっともっと突き詰めていかねばならない。

死ぬ気で。

 

それでもこれだけ大幅な改稿をしまくっても何とかシナリオとして形を保っていられるのは、

羅針盤がしっかりしていたから。

きちんとプロットを練っていたからだと思っている。(サンキューブレスト会)

 

まあそうやって改稿をしていくと、初稿の時とはだいぶ違った作品になってきて、

 

お? ひょっとしてこれいけんのか?

 

と思ったりもする。

もしかしたらもしかすると、飛べない雛が龍に成るのかもしれない。

 

銀の龍になるかもしれない。

 

しかし、改稿後の作品を改めて読んでみると、

「改稿したことで生まれた粗」ってのがまた新たに出てきて、改稿のための改稿をする必要が生まれていたりする。

 

銀の龍の背に乗れることなんて一生ないんじゃなかろうか

 

いやいやこれは、途方も無い気がする。

行けるのか?

あの青ざめた海を越え、あの雨雲の渦を抜け、その先に僕は。

 

でも、良いニュースもある。

最近はシナリオを書くことを面白く感じてきた。

書くことが嫌いだった僕が、そんなことを思ってきている。

奇跡だ。やる気が翼に変わった。

龍の背に乗るたm(以下略)

自分でも不思議に思っている。

まあ蓋を開けてみると、シナリオが気になってよく眠れず、目が覚めてしまう。

そんな健康事情の裏返しなのだけれども。

 

砂漠で朽ちるかもしれんな。一次落ち半ばにして。

 

無念過ぎんだろ。

我が人生、悔いしか残らねえよ!!

 

この非力を嘆いている。

 

でもやるしかない。

夢が迎えに来てくれるまで震えて待ってるだけではいかん。いかんのだ。

そんな感じでやる気を出して無理な改稿をしていくと、無意識にプロットからずれた展開に向かってしまうことも出てきた。

 

なので、

 

いらねえいらねえと思っていたストーリーボードを買おうかと思っている。

別に頭ん中でストーリーの整理は出来るし、プロットならパソコンで組めば良い。

だからストーリーボードなんか買う必要はない。

そう思っていた側の人間だった。

使っているやつは意識高い系脚本家なんだとぶっちゃけ見下していた。

 

でも、改稿改稿でプロットがとっ散らかった時に

 

「プロットを俯瞰して見ること」

 

これを最も作家視点から効率的に行えるストーリーボードは、

深い谷底に落ちて崖を登らなければならない脚本家ならぜひ買うべき便利ツールなのだと、今なら断言が出来る。

 

おすすめです。(まだ持っていないけど)

 

これで僕も意識高い系の仲間入りですわ。

 

土日にでも買いに行こう。

 

さあ行こうぜ!

 

嗚呼ー嗚呼ー嗚呼ー嗚呼ー。

 

今作は満足できるまで改稿します。

 

寝不足で死んでもさ。

 

龍の足元まででも辿り着ければ、

本望よ。

 


 

バカはいくらやってもダメ。

クズは頑張る価値なんてない。

現実はそうなのかもしれないけれど、

 

藻掻いてこ。

 

バカだろうと天才だろうと、頑張ろうと頑張らまいと、最後は皆死ぬ。

骨になって、灰になる。

そこだけは一緒。

 

僕たちは何もしなければ原子の塊でしかないのだ

 

ならさ、ヒトらしく、

 

ドラマ作ってこうぜ。


 

※今回の記事は「銀の龍の背に乗って/中島みゆき」を聴きながら書きました。

ええ曲過ぎる。

人生噛み締めて聴いてる。

沁みる。

ぜひパピーを探している諸君は聴いてみてほしい。

というかブログ読者は皆聴いて欲しい。

 

 

 

シナリオ出し終わったら「Dr.コトー診療所」一気観すんぞおおおおおおお!!!!

 

 

うおおおおお銀の龍の背にい乗ぉってええええええええええ!!!!

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