雑記 思い出

シナハンの孤独を考えるハッピーバースデー

投稿日:2022年3月22日

今年もこの日がやってきた

3月22日は僕の誕生日である。

ふろゆさんって何歳なの?

これはよく聞かれる質問であるが、ふろゆさんはふろゆさんであってネット上にしか存在しない架空生物である。

そのため年齢はブログを発足した年から逆算して欲しい。

なんと一桁である。

年齢はいずれ僕が受賞すれば皆に分かることである。

隠すこと自体一過性のものに違いないのだが、例えば僕が70、80歳だったとしても、

年齢に臆せず脚本の世界にチャレンジし続けたい。

そういうマインドでいつもこのブログを書いている。

この心意気を皆と共有したい。だから、非公表。

僕の年齢は皆と同じと思ってもらっていい。

別にアイドルだからとか、そういう理由で年齢を明かしていないわけではない。

ふろゆさんは10代でもあり、20代でもあり、30代でも……80代、100歳でもある。

皆と同様頑張っている、ただの脚本家志望だ。


 

さて、誕生日。

大変喜ばしい日なのだが、如何せん気分は優れない。

なぜかというと、シナリオのアイデアが全く出てこないからだ。

 

僕の考えるシナリオは面白くない

 

以前そのような記事を書いた。

受賞作になるほどのシナリオを生み出すためには、作品全体を包括するアイデア(題材)が物凄く大事である。

でもそれは自分の経験や知識から生まれたものであってはならない。

これをどうにかするためには、外に出て刺激を受けることが一番良い。

しかし、外に出たからと言ってそう簡単に刺激は落ちていない。

ゆえに何を描けば良いか八方塞がり。

受動でしか動けない状態。それが現状である。

スランプなのかなって思いたくもなるが、創作の世界はこっちの方が正常なのだと思う。

考えずに執筆するならいくらでも描けるもの。ただつまらないだけで。

 

TSUTAYAクリエイターズプログラム(TCP)。

北のシナリオ大賞。

和解映画祭。

伊参映画祭。

そして

NHK創作シナリオ大賞。

 

テレ朝とヤンシナ。

シナコン二大巨頭は今年既に締め切られているが、次々と他のコンクールがやってきている。

もちろん出来ることなら全部出したい。

だが、テキトーなシナリオを描いても一次通過が関の山だ。

いつでもどんなコンクールでも、本気の一本で勝負したい。

アイデアさえ浮かんでくれば。

いや、浮かんだところでそれはそもそもつまらないわけで……。

 

一体どう生み出せば良いんだ

 

と困っていたところに、一つアイデアが降ってきた。

降ってきたというか、一つの事象に感動したと言った方が正しい。

全く知らない世界に少しだけ興味が持てた。

それも今日という誕生日に。

テレ朝〆切から3週間。何一つ浮かんで来ず、ボーッと過ごしていた僕にとってこの上ないプレゼント。

一本じゃ足りないけどな。

でも一本生まれた。

一歩進めた。

頑張る!!!


 

執筆にあたって、まずは

 

取材

 

である。

興味を持った世界に自ら入っていく。

脚本家は"執筆作業"のイメージから引きこもりの人ほど適性があると思われがちだが、意外と行動力が必要な職業だ。

足で捜査する警察と同様に、脚本家も足で取材をする。

執筆時間より取材、プロット、構成に長い時間を懸ける。

 

でね、取材は興味のない世界に取材に行くってところがミソ。

元々興味ある=つまらないの可能性は高い。僕の場合はだけど。

だからシナハンは必然、未知の世界に足を踏み入れることになる。

そこには色んな経験、豊富な知識、思い出が詰まっていて、まるで修学旅行のよう。

こんなに良いものを一人でやる。

……

寂しいよな?

 

寂しい!!

例えばフルーツバイキングの話が描きたいとして

『フルーツバイキングに行ってみよう』と思い立ちシナハンに行くのは簡単よ。

お金持って、お店入って、座って食べるだけ。

女子がいっぱいいるかもしれないけども『取材』という大義名分があるから何も気にする必要はない。

存分に取材も出来、おまけに果糖も摂取出来る。

フハッハハハ。

……。

 

誰かと行きたくね?

 

一人よりも二人、二人よりも三人の方が楽しい。

シナハンは遊びじゃない。

それは正論だ。

でも、

一人でスカイダイビングやってもじゃね?

一人で船旅してもじゃね?

一人で山登ってもじゃね??

共有してえよおおおお。泣

誰かを巻き込みたくなるのは僕の癖だ。

ツイッター見てくれている人なら分かると思うけど、イーブイの一番くじね。あれも友人を数人巻き込んだ。

だって、一人じゃ寂しいじゃんよ……。

 

僕は一人の時間が好き。

そうは言っても孤独を感じやすい寂しがりである。

この二つは不思議なことに両立する。

 

それでも取材は一人で行くべき。ごもっとも。

でもどこかに行くなら、せっかく取材をするなら、誰かと出来ればいいのにな。勿体ねーな。

シナリオ仲間数人でどこどこに行く。そういう企画があればすぐ飛びつくのに。いっそ企画しちまおうか。

しかし、

 

取材を共有=題材被り

 

これは免れない。

だから結局一人で行くしかない気もする。

クリエイターは孤独

やっぱり孤独なんよ。

何か最近『心開けば脚本家は孤独じゃない』とか思っていたけど、孤独だった。

『経験だから』と一人でバンジージャンプが出来てこそ一人前。

ストイック過ぎんだろ、この職業……。

 

あー悲し。

 

いつか共同シナハンみたいなものが企画出来たら良いね。

ガチ会よりハードル高いだろうけど。ハハ。


 

今日10年近く仲良くしている友人から荷物が届いた。

十中八九誕生日プレゼントなのだろう。

後でZOOMしながら一緒に開ける。

昨年12月に誕生日サプライズでこの友人に大量のうまい棒とビッグカツ、一万円分のアニメイトグッズをダンボールに敷き詰めて送った。

今回はきっとそのお返しだ。

義理堅い男だから相応の何かが入っているのだろうなと大体の予想は付くが、うまい棒とビッグカツにあたる部分が何なのかずっと気になっている。

可能な限り僕を幻滅させて欲しい。そういうミッションが友人には課せられている。

こういう粋な友だちがいるってことが本当に嬉しい。

自分は恵まれてんだなって再確認出来る。

それだけで誕生日って良い日だ。

ありがとう友だち。

ハッピーバースデー俺。

-----3/23(追記)-----

誕生日プレゼントの開封結果を報告する。

とんでもないお返しだった。

140本ものうまい棒。僕が送ったのは5本だったのに。

何倍返しだよ。半沢直樹も驚きである。

底には更にサプライズ。

僕には無縁の代物。部屋のオブジェ化決定です。

(※青少年読者のために念の為画像加工しております)

更に底にはダメ押しのサプライズ。

本当にありがとうな。

大切にするよ。このアマギフだけが俺の味方だ。

 

 

12月(友人の誕生日)、覚えておけよ??

(終)


 

誕生日はめでたいけども、年は取りたくない。

年齢だけで言うなら一生5歳でいたい。

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