前回の続き。
僕はボランティアが好きです。
だってそれは『人の愛』がないと生まれなかった言葉だから。
人の愛ってすごいよね。
この行為の先に(自分のための)何かがあるわけじゃないって分かっているのに、それでも助けたくなる自分がいたりして。
それってすごく非生産的だと思うんだよ。
無意味じゃん。カロリーばっかり消費してさ。むしろ損だよ。
でもね、時に人は何かのため、誰かのために動きたくなるんですよ。
先日、駅で電車を待っていたら同じ年くらいの韓国人の女の子に声を掛けられました。
人いっぱいいるのに何で僕!?!?
といつも思うのだけど、よく外国人に話し掛けられるから外国人が話し掛けやすい見た目なんでしょう。
日本人ウケは良くないけどね!!裏からどす黒いオーラ出てるとか言われる。
話を聞いて見ると、
乗り換えが分からないらしい。
あぁ、乗り換えね。
持っていたメモを見せてもらうと、
JR乗ってメトロ乗って、それで都営何とか線に乗って……。
僕も分からない。
タララタッタッタ~(ドラえもん風)
「文明の利器、スマートフォン~」
「OK,Google。行き方教えて」
Googleは本当に賢い。
Google先生の話を聞いて行き方が分かったから韓国人の女の子に話し掛けてみる。
ふろゆ、スマートフォンの画面を見せる。
女の子「……分からない」
女の子、首を傾げて笑う。
女の子、スマートフォンの画面を改めて見る。真剣な表情。
そんなこんなで送ることに。
時間があったってのもあるんだけど、一番は韓国の人と話してみたかったってのがあったりする。
個人的なことだけど、
韓国の女の子が出てくるシナリオを最近書いたことがあったから、
この子には全く関係ないんだけどさ、恩返し的なとこもあったように思う。
移動中、電車の中で色々話してみた。
まずは名前、ユンさん(仮)。
年齢は僕の1個下。
近い!
一人で旅行中。
すごい!
日本人の友だちと会う予定があるけれど、今日は仕事みたいだから会えない。
年末は忙しいよね。
ディズニーランドに行った時は周りがすごく親切だったのにこっちは……(以下略)
夢の国ぱねぇ!
L'Arc~en~Cielが大好き。
ラルク様すごひ!
日本語は話せるけど読み書きが出来ない。
だから乗り換え難しいのか。
等など。
嫌韓のイメージがある日本だから緊張を解そうと片言で、
『アイラブ韓国』
って言ったらすごく嬉しそうだった。
僕は無学だからかもしれないけど、嫌韓とかあまり気にしないタイプ。それに、好き嫌いは自分の目で決めたい。
でもその後の
『何が好きですか?韓国語話せますか?』
の質問にタジタジ。
パッと浮かんだ韓国の好きなとこは色々あったけど、
『ドラマぁ?アンドミュージック!韓国語はハナセナイ!(なぜか片言)』
みたいなアバウトなことを言った。
ちなみに韓国で一番好きな人はプロゲーマーの『Faker』。
コミュ障だけどめちゃくちゃ話せたな!!
で、乗り換え3回くらいして目的地まで送ったんです。
良い恩返しになったかな。
この経験って何なんだろうなって思ったら
これこそがボランティアじゃね??
という結論に達したのです。
前振りが長いね。ごめんね。
僕としてはシナリオに韓国の子を出したからその恩返しだったり、この経験そのものがシナリオのネタだったり、そもそも韓国の子と話してみたかったり。色々と思惑はあった。
勿論善意はある、だけど善意そのものが目的じゃないというか。
持ちつ持たれつ、その結果としてこうやって美談になった。
こういうのがボランティアなんじゃないかなって。
そう思ってみたりもしたんですよ。
結論、
ボランティアって何なんだろうね?(哲学)
友人に話したら、
「目的地まで付いてくる現地人怖くね?」
と言われて、腑に落ちてしまった。
怖いよね!
年齢近い男だしさ、何かされたら……とか考えるよね!
くそぅ。
美談で終わらせたかった……。