次のテレ朝のシナリオコンクール(詳細はコチラ)に出す作品のテイストが無事に決まりました!
最近はヤンシナで受けた悲劇からシナリオを離れていた期間もあって、
切り替えて「書くぞー!」と意気込んではいたものの、
そんなんで書けるのか?
と心配には思っていたんですよね。
気持ちの切り替え程度でそんなポンポンと(大賞狙えるほどの)新アイデアが出るのかって……。
いやぁ、出ましたね!
大賞狙えるかどうかは定かではないけれど、自分が書きたいなぁと本気で思えるアイデアはいくつか出すことができました。
あれだけ落ち込んで、もう無理だとか何たら思っていたんですけどね。
我ながらよく出てきたよ、本当に。
「アイデアが舞い降りてくる方法」
これって人それぞれにあると思うのだけれど、
僕の場合は
全力で書くと決める!
この意気込みが何よりも大事だったりします。
当たり前ですが、書くにはアイデアが必要なので、書くと決めたその瞬間からアイデアを全力で探すようになるんですよね。
だからまずは「書くと決める!」これがすごく大事なんです。
以下ふろゆのアイデア発掘術(参考にならない)
①.まずはボーっと部屋の隅っこを眺めながら自分の中に眠る喜怒哀楽のある思い出に耽ります。(毎日)
②.こんなんじゃ良いアイデアは全く出て来ないです。
③.諦めて日々を普通に過ごします。
④.私生活にある聞くもの、見るもの、その*全てが脚本に使えるんじゃないかってどこかでスイッチが入ります。
*注意 どんなに下らないと思えたものでも使えるものだと意識して思い込む。
⑤.再び思い出に耽ります。
⑥.アイデアが舞い降りてくる。
名付けて「自己催眠で日々をドラマ化させよう大作戦」です。色々試しましたが今ではこれにしかお世話になっていません。
でも効き目はすごい!お試しあれ!!
持論だけど、ドラマは私生活の延長線にあります。僕のアイデア発掘術もこれが大前提にあります。
脚本家はそこに自分なりの生き方とか経験とかその他諸々をブレンドして素敵なものにしていくわけです。
だから、
自分の半径数メートルをテーマに書く。
初学者はこれがド安定です。
だからヒントは必ず日常に落ちています。
テレ朝が「恋愛」をテーマに絞ったのも、こういう考えが内包されているんじゃないかと裏で勘ぐっています。
勿論プロになるならテーマを半径数メートルに限定して満足してはいけないのだけど、そこは慣れていくうちに徐々に範囲を広げていけばいい。
そうやってコツコツと広げていくことで、いつかハリウッドに書かれるような何メートル先にあるんだって世界だったり、時空を超えた時代劇だったりが書けるようになるはず!僕はどちらも書けないので想像、いや、理想です。
「書こうと決めたらアイデアが舞い降りてくるんだよねー」
これだけ聞くと「才能」溢れる人のようですよね。
でも今日書いた僕の記事を見て、僕がそんな「天性の才能」を持っている人に思えますか?
否、持っていません。
アイデアは舞い降りてくるべくして舞い降りてくるものなんですよ。
それも当然で、ただ四六時中考えてるだけですから。
「書こうと決めたらアイデアが舞い降りてくる」
まぁ間違ったことは言っていないですよね。肝心なところを隠しているだけ。
ちょっと違うけど佐村河内さんが似たようなことを言っていた気がします。
音階が降ってくるだったかな。そんな感じのことを言っていたような……。
この人は「天才」と言われる偶像に憧れていたんじゃないかなって僕は思っています。
ただ、現実にはそんな人はいないですよ。
神の啓示じゃないですから、アイデアはいつだって自分が考えて生み出しているものです。
「頭の中から声が聞こえてくる」と聞くと「頭がおかしい人なんだな」と思うけれど、
「アイデアが舞い降りてくる」と聞くと「才能がある人なんだな」と思い込んでしまうのは人の弱い部分です。
つまり毎日毎日アイデアを考えて練る(寝る)ってのは誰であれ大事だってことです。
脚本家を目指すなら毎日でも
思い出に耽ってこ!
やっぱり「天才」だとか「才能」だとか言う言葉は嫌い。
脚本家のようなクリエイティブな世界ではすぐに言い訳になっちゃうから。
ちなみに正反対の意味ではないけれど、「努力」も嫌い。
これはなんだろうな、そもそも報われないのもそうなんだけど、書くのって「努力」どうこうじゃないんだよなってのが強い。
でもね、「経験」や「思い出」は好き。
これはこのブログを読んでる人なら何となく分かる人も多いはず。
自分の好きな単語を漁ってるだけでも自分の価値観とか作る世界が書く前から見えてくるから面白いですね。
適性テストじゃないけどさ、プロの脚本家や脚本家志望の人に好きな単語を10個くらい並べてみてほしい。
どんな文字が並ぶんだろうなって、ただの好奇心。