雑記 脚本の技術

【テレ朝シナリオ】初恋を書くとなるとやっぱり思い出?【コンクール】

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どうも皆さん、お久しぶりです。

テレ朝書かなきゃ……。と思いつつも全く書けていない今日です。

はぁ、書かなきゃなぁ。

プロットは大体固まっていて、キャラ設定まで終えているのにも関わらず、書き始めが上手くいかないんですよね。

足りないのは書く姿勢というか。

ひとえに

モチベーションが高まらないんですよね!!

 

モチベーションください!

これはスランプと言って良いのでしょうか。筆が全く進まないんです。

気づけば寝ちゃったりゲームしちゃったり……。

今回のコンクールは自分の中で節目とも言えるものだからか、いい加減な気持ちで書きたくはないと思っていて、それで大事に大事に温めた結果、時を逃すという、そんな未来が見えてきました。

 

はぁぁぁあ。書かなきゃ!書かなきゃ!書かなきゃ!!

 

まだ1ヶ月以上ある!間に合うぞ!みんな頑張ろ!

僕が一番頑張らなきゃいけないんだけどね!

 


 

さてさて、テレ朝のテーマ、『初恋』『最後の恋』。

皆さんはどこからネタを引っ張り出してきましたか?

僕が思う恋愛のネタとなると、まずは主観的な『思い出』がたくさん出てきます。

やっぱり思い出が一番ネタとしては新鮮で、かつ知識もあって出しやすいのかなぁと思いますね。

皆さん、そうなんじゃないですか?

さてさて思い出。

思い出から引っ張ってくる場合、最後の恋はまだ先として、僕の場合は『初恋』ってことになります。

初恋、初恋……(回想中)。

だめだ、思い出しただけでダサ過ぎて、

泣ける。

ヤンチャ坊主だった当時の僕は不器用過ぎて、初恋の子を傷つけてばかりでした。

好きなのに最後まで迷惑ばかり。そんな苦すぎる初恋をした経験があります。

今くらいの図々しさがあれば結果は変わっていたのかもしれませんけど、実際は時の流れに何も出来ず、ただただ呆然と立ち尽くすことしかできない。そんな残酷な終わり方でした。

思い返してみても惨めですね。惨めです。

余裕で対処出来たはずなのに……と思うと、惨めさが際立ちます。

大人になるって図々しさが増すってことなんでしょうね。

年をとるほど頑固な人って多いなぁと思うけれど、きっと裏返しなんでしょう。

そんな惨めな初恋。僕はきっと一生忘れることはできないでしょう。

あまりのショックで2ヶ月引きこもって痩せ細り、その後も10年近く引きずった恋でしたからね。

忘れたくて忘れたくて大学生の頃は思いっきり遊びました。

それでも忘れられなかった。

そんな僕の『初恋』。

ちなみに、今はもう吹っ切れています。

あんなに心に深く残った思い出で、愛しい存在で、10年近く引きずって……。

不思議なんですけどね、その子の近況を知って、写真ですが顔を見ただけで、もういいかなって思っちゃったんです。

10年近く引きずった恋なのに、吹っ切れたのは一瞬でした。

近況を知るだけで吹っ切れるなんて、これが『初恋』の魔法ってやつか……。

 

この思い出から、

「不甲斐ない終わりを迎えた初恋経験は皆さんの想像以上に尾を引く」

例えばこういうテーマを持ってシナリオを書くとしましょうか。

『秒速5センチメートル』は、これに似たテーマなんじゃないでしょうか。

実際に僕自身も経験していますし、共感性は間違いなしです!

特に男性の方々は思うこと多いはず。

着目点は良いと思うんですよ。良いんですけどね。

 

重すぎませんかね……。

 

当事者が書くもんじゃないんですよ、このお話は。

相当の覚悟、もしくは風化して思い出を俯瞰して見れていない限りは私情が入り混じってグチャグチャになること間違いなしです。

要点要点を煮詰めて指定された枚数に凝縮して、それでハマってやっと大賞が取れるレベルなんですよコンクールって。

それくらいの密度がなきゃ無理。

コンクールって想像以上にレベルが高いんです。

思い出純度100パーセントじゃまず届かないんです。

テーマの純度100パーセントにしなくちゃ。

思い出をネタにしちゃうと、嫌でも入れたくなるじゃん不純物。

はい一次落選。

 

だからね、

「不甲斐ない終わりを迎えた初恋経験は皆さんの想像以上に尾を引く」

これを書きたいなら自分とすっごく離れた、自分じゃありえない、そんな俯瞰して見れる設定を自ら作って書く。

これが一番のように思えます。自分が体験しているなら尚更離れる。

僕はつい最近まで脚本家って自分の中にある熱いものを作品として放出して人を感動させるものだと思っていました。

実際にこうやってコンクールとはいえ脚本の世界に入って知ったのはそうではなかったということ。

私情入り交じる自分の感情を昇華して作品に……そんな高等なこと、若造には出来ませんよ。

絶対私情が入ってしまいます。

『表現者』としての自分が作品の中に出てきてしまう。

そうやって出来上がった作品は自己陶酔だったり、自己満足だったりが垣間見え……。

そもそもそんな脚本、誰が読みたいんでしょうか。誰も僕に興味なんてないのに。

残酷ですけどね、求められるものってやっぱり響くものだって思います。

事実は小説より奇なりって言葉があるけれど、脚本に求められているものは「奇」じゃない。

むしろ小説くらい綺麗にまとまったもの。

純度の高いメッセージ性。

これを忘れないようにしたいですね。

 

僕は今回のテレ朝、全く知らない世界を書こうと思っています。

自分じゃ絶対経験し得なかった世界を描く。

こうなんじゃないかなーって、こんな世界になればいいなーって、そんな期待とは違うけど、似たようなもの。

真っ白いキャンパスに直感で絵を描くような、そんなイメージでチャレンジしてみようかなーって。

まるで夢を描くような感じ。

このメッセージが届けえぇぇ!!ってね。

半分投げやりかもしれません。

でもそれで賞が取れたら素敵だなぁって。

 

楽しく書く!

 

それが一番の目標。

 


 

最近は色々あって元気が全くないです。

例えばですけど、数年ぶりにあった大学のサークルの集まりに予定が重なって行けなくなりました。

すっっっごく楽しみにしてたのに!!!

よりによって10日はないでしょう10日は……。

大学で所属していたサークルは、僕にとってかけがえのない数少ない繋がりの一つでした。

次回開催はいつだろう……。数年後かな。もうないかも。

あぁ……つらたん。

 

そんな落ち込んだ状態でフラッと立ち寄った映画館で見た「プーと大人になった僕」。

癒やしが半端ないよ、プー。

この映画は仕事に忙殺されていた主人公クリストファーロビンががプーに再会して、子供心を思い出して自分の生き方と改めて向き合っていく。

そんなお話です。大人になることが一概に成長とは言えないことを教えてくれる、そんな作品でした。

この記事でも書いたけど、年を取るほど頑固になるのも一例です。

僕はいつまでも寛容な人間でいたいなぁ。成長ってそこにあると思うんだよね。頑固なだけですっごく損。(戒め)

まだ見ていないんですけど、野木亜紀子さんが脚本を書いていて巷で話題の「獣になれない私たち」。

あの作品も似たようなテイストなのかなって思っています。Twitterとかで感想を見たイメージなんだけど。

仕事のことを考えすぎて精神的に参った→獣のように考えずに働けたら良いのに……。みたいなそんなイメージ。

違う?

「獣になれない私たち」は録画しているので数話ためて一気に見ようかなと思っています。

最近は仕事忙殺からの”気付き”物がブームなのかな。

流行りと面白いはまた違うと思うんだけど、なんかこう立て続けに来ていると興味深く感じてしまいますね。

仕事が忙しすぎて禿げ上がってる人が多いから作品として流行ってきたのかなとなると、考えさせられます。

まぁそんなことどうでもいいや。

テレ朝頑張らなきゃな、頑張ろ!

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