雑記

斬新を突き詰めていくと平凡になる

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最近は城戸賞に向けたシナリオを書いています。


 

シナリオライターあるあるだと思うんだけど、

 

書いている最中にもっと良いアイデアが浮かぶ

 

このアイデアの程度がとても重要で、良いセリフやちょっとした演出なら数ページを書き換えれば実現可能だからまだ良し。

でも、プロット全体を揺るがしかねないものなんかが舞い降りた日にはもう

 

絶望しかない

 

それが今作だったりする。

数ページ書いた後に気づく。

「こっちの展開の方が面白くね?」

というありがた迷惑な閃き。

……。

悪夢、いや、悪魔だよ。

HUG ME!じゃねえ!!

 

で、悪魔にそそのかされて全ページデリートからの今は真っ白な状態。

結局ハグってしまった。なにしてんだ僕は。

間に合わねえよ……。(締切8/21)

しゃーない、ブログ書くかーと。今日、久々の更新に至ったわけです。

 

なんか「朱殷のヒーロー」を思い出すね。

あの作品を前々回のヤンシナに応募した時、ジャンルは「ホラーコメディ」でした。

で、アイデアが舞い降りて一から書き直したら「刑事モノシリアス」に化けた。

まったく違うでしょ?

でも大本は同じなんだよね。

視点と書き方を変えて少しのアイデアを入れただけ。

それで全く違うジャンルになってしまった。

不思議だねシナリオって。

 

で、城戸賞に向け書いていたシナリオも、もれなくそんなアイデアが舞い降りた感じ。

 

とてもとても悲しいけれど、

 

1から書き直します。

 

間に合いますかね?

それでも自分がいま書ける最高の作品を世に出したいからね。

間に合わせのシナリオを書いたって全力で書いたものが一次落ちする現状なんだから、結果は見えてる。

だから全消ししたことに未練はないよ。急がば回れって昔の人が言ってた。

ちなみに今作は、

ジャンル「シリアスミステリー」から「コメディミステリー」への大幅路線変更でした。

路線どころか移動手段が変わる勢い!

電車→飛行機みたいな。だから大幅空路変更ね。

ミステリーにこだわったのは、

「朱殷のヒーロー」のトリックが良かったって多くの人に褒められたからそこ伸ばす感じね!(単純)

 

……。

 

ジャンルが変わると展開も変わる。

だから新たにまたプロット構築を始めてみた。

で、プロットをある程度書いて気づく。

 

あれ?この作品どこかで……。

 

出たよ、プロの壁。

ちょっと書きすぎじゃない?プロの方々。

新人のスペースも残しておいてくれよ。椅子取りゲームじゃないんだから。

元の展開はなかなか斬新だと思って今作に採用したんだけど、ちょっと手を加えて視点を変えて。

よし、こっちの方が面白いな。と思ったら既存作品とどこか被ってしまう。

でもこの切り口の方が消す前より絶対面白い。

こうなってくると元のアイデアに戻すのも惜しくなる。

こういう書き方すると分からない人が出てくるだろうけど、

 

切り口の切り口

 

ここにぶち当たった。

切り口の切り口を見出せないと、そこに新人特有のフレッシュ感は出せない。

コンクールに必要なものの一つ。

 

フレッシュ感。

 

鬼大事。

間違いなく大賞受賞に必須な要素。NHKの一次で落ちた10割はコレ。

既視感を微塵も感じさせないフレッシュ野菜サラダの前菜あってのフルコースをご所望。

そういうベジタブルマイスターみたいなやつなんだよコンクールは。

有能オッサンよりも無能でも新卒の「おはようございます」に魅力を感じて採用する社会。

それに通ずるものがある。

オッサンサイドからするとなんてわがままな慣習……。

 

ふろゆ
あー、どうするかなぁ

 

 


 

この間、初めて選挙に行ってきました。

 

若い人が選挙で投票すること。

 

それ即ち政治に参加するということ。

昨年までの僕は

少子高齢化社会の日本で若者が選挙へ行く。その行為に不毛さを感じていたんですよね。

でも今年は行ってみた。

 

動いても変わらないけれど、動かないと何も変われない。

 

シナリオを一般公開するという僕の中では超デカイことを成し遂げて、少しだけこの辺りの考え方が変わった気がする。

ブログと読者に感謝だね。

 

 

ちなみに僕が票を入れた人は落選しました。(比例は通ったみたい)

結果は前年の僕の考えそのもの。1票じゃ何も変わらなかった。

これが現実よね。

 


 

以下、個人的な政治のお話。

(主観しかないんで苦手な人はブラウザバック!)

 

憲法の三代柱の国民主権。

高齢化社会の日本では高齢者に有利な政治にどうしてもなりやすい。

マニフェストにそのようなことを書かないと当選できないのが今の選挙形態だからね。

確かに数だけで判断するなら民意ではある。

でも割合の開示をしたら圧倒的に高齢者が多いのは目に見えてるよ。

それって真に国民主権なんかなっていつも思う。

その現実を知りたくなくて今年まで投票に行かなかった節だってあるんだよ。

 

高齢者「いつか君たちの時代も来るよ」

 

そのいつかが訪れる前に潰れる人はたくさんいる。

「自分は耐えた」なんて決して思わないで欲しい。

若者が生きるハードルは上がり続けている。

自殺大国日本。

どこかで変わらないといけないよ。

 

そして若者は国ともう少し真剣に向き合う必要がある。

生活費を稼ぐのに忙しい人ばかりだろうけど。

土日は疲れて寝ていたい人ばかりだろうけど。

動かないともっともっと辛くなるよ。

土日も寝ていられなくなっちゃう未来が来るかもしれない。

いや、もう来てるのかも。

投票は拍子抜けなほどに簡単だったよ。5分くらいで終わった。

人も全然いなかった。僕が行った時間(15時くらい)は僕を含めて3人くらいしかいなかった。

だから次は行ってみよう!僕も行くから!

 

政治の話をブログでするのはナンセンスだと思っているけれど、次回の投票啓発のため書かせていただきました。

ゴメンネ!

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