雑記 思い出

テレ朝出すには勇気が必要かもしれない

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テレビで出来ないことって結局何


 

テレ朝の配信ドラマ。

20枚描いてつまんねーからと消して、20枚描いて消して。その繰り返し。

3回消した後の4回目でやっと軌道に乗ってきた。

ここまででちょうど一作品分、60枚くらいを消したことになる。

仮にそのまま描き続けて60枚描いたって落ちたら紙屑だかんね。

根性論や努力でどんな時でも描ききれって言うのはプロットに自信がない時だけ。

プロットがよく描けてるって思ったなら本気で一から練った方がイイ。

つまらなくなるのは描き方が下手なんよ。

これが今回の一番の収穫だったかな。

ブレスト会に参加出来たのも大きかった。同プロットで描き続ける自信にもなった。

 

冒頭から全力疾走

 

これを意識してずっと描いていた。

持論だけど、20枚書いてつまらなかったらその後を書いてもつまらねーと思う。

だってさ、冒頭面白くないのに後半面白い作品ってなくね?

逆に冒頭面白いけどラストが気に入らないとかはあるけどね。

そこは作家性の云々で誤魔化していけるんだと思う。でも、逆はない。

 

だから冒頭が面白くなるよう、順番を入れ替えたり、そもそもの話の筋を変えたり、テーマをずらしたり、主人公をもう少し練ったり。

そんなこんなでやっと納得のいく冒頭に仕上がったのが昨日。

 

で、ンガアアアアアっと気合注入して本日、

 

テレ朝配信ドラマの初稿あがりましたああああ!!

 

うおおおおお。やったZE☆ミ

勢いあるまま走り抜けた。描きたいシーンやそれぞれのキャラクター、大まかな展開は決まっていたから60枚はあっという間だった。

途中でキャラが意味不明な動きをし始めて若干の路線変更はあったけどね。苦笑

 

以前Zoom勉強会で『ふろゆ君は描きたい世界を描いているよね』って褒められたんだけど、自分ではまーったくそんなことは思っていなくて、

むしろコンクールのモロモロに縛られている側の人間というか、

ドラマとは何かーとか、キャラのバックボーンがーとか、人物の行動がーとか、三幕構成云々とか、執筆中はいつも考えている。

Save the catの法則に合わせてプロットを作りこんだりさ。随分縛られた可哀想なやつっしょ?

その割に書けてないから一次落ちかますんだけど。泣

まあ自虐言ってもキリないからこの辺にしとくけど、僕としては今までの拙作は縛りに縛られ全く自分の世界を描ききれていないと思っていたわけです。

特に褒められたプロットなんて、それっぽい展開を面白そうな感じで考えて作っただけと言うね。

もちろんオリジナリティは持てるよう描いたけど、自分の本来の作風はこんなんじゃない。そう思いながら生まれたやつ。

だからね。僕はもっと出来るんだよってとこをその人に見せたかった。

つまり、褒められたくて頑張った。

どうやら僕は褒められて伸びる子だったらしい。

で、自分の世界観全開で描いたったるわあああ!!と枷を取っ払って描き始めた今作。

 

応募するのも申し訳ないものでけた

 

そんな作品。

なんつーか、バカバカしすぎて。

ある意味で【テレビでは出来ないこと】そんな気がする。

これは誰にも見せられないな、うん。

『この作品はふろゆ君がよく出ているねー!』と褒められたくて自分を出して描いてみたけど、そもそも褒めてくれる人がいなかったというね。悲しみ。

 

なんかさ、最近人の作品めっちゃ読むの。

で、スッゲー書けてんの!世界観もスゲーの。

深みよね。深みが凄い。

ナイアガラの滝の滝壺くらい深い。分かる?

僕のはせいぜい道端の水たまり程度なのよ。

この落差。

だから彼ら彼女らと同じ土俵では戦える気が全くしない。

今回描いた配信ドラマの作品はそういった深みとは真逆の線を突っ走った。だから肩を並べるのは申し訳ねえなって思う。

異色よね。奇抜というか。賭けだな。

 

でも不思議と自分が描いた作品の中ではかなり上位に食い込むんじゃないかなと思えた作品。

それくらいの手応えが珍しくある。僕本来の魅力ってやつだな。

まあこれだけビッグマウスをかまして毎度一次落ちするのが僕なんだけどさ。

今回は本当によくやったよ。おつかれ。

マジで何も考えずに描いたんだよ。

ドラマとかキャラのバックボーンとかサブプロットとか、全て置いてった。

『描きたいことを描く』ひたすらこれに尽力。

シナリオの勉強を始める前の自分を思い出したよ。演劇やってた時こんなんだった。

でも確かに手探りなんだけど、自分の中で羅針盤がしっかりとあって不思議と話がとっ散らからないんだよ。

キャラの深みも詳細には話せないけれど最低限はあるというか。

【しっかり勉強をしてきた自分がいる】

無意識ながらそれを実感できた。

そもそも、何も考えずに描くなんて不可能なんだろうね。だからうまく『自分本来のらしさ』が出せずに苦しむ人がこの世界には大勢いるんだと思う。僕もその一人。

今回は『(特定の)周りの期待に応えたい』ってエンジンが掛かっていたからその辺上手く描けた気もする。モチベーションって言うのは簡単だけど偉大ね。

 

 

これで一次落ちしたら自分の持ち味がクソ過ぎるってことで久々にメンタルブレイク記事でも書こうかね。

でもさ、僕みたいな人間だからこそ描ける作品ってきっとある。

今作なんかチンパンジーの発想だもんずっと。

才能ある人は上に伸びるのかもしれないけれど,僕は下に突き抜けていきたいね。

 

そんな脚本家がいても良いんじゃないかな(まとめ)

 

というポジティブシンキング。

でないと描いていられません。

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